耳かき道具として竹の耳かきと双璧をなすグッズと言えば「綿棒」ですよね。
先が柔らかく耳がデリケートな方も安心して使用出来る上、使い捨てなので清潔です。
竹や金属は痛くて苦手だけど綿棒なら大丈夫という方も多いのではないでしょうか。
しかし綿棒は掻き心地こそ柔らかいものの使い方によっては耳垢を押し込んでしまったり
気持ち良く掻けなかったりと実はコツが必要な耳かき道具でもあるんです。
今回はそんな綿棒での耳かきのコツや方法を紹介します。
選び方のコツ
綿棒は薬局や百均等でも多く売られており、一口に綿棒と言ってもその種類は千差万別様々です。
中にはすぐ曲がってしまうものや、太すぎるもの等もあり、自分に合った綿棒を選ぶことが気持ち良い耳かきの第一歩と言えます。抑えるべきポイントとしては以下の通り。
プラ軸のものは購入せず、紙軸の綿棒を購入する
綿棒の持ち手となる軸の部分は基本的にプラ製か紙製です。この内プラ製のものは避けた方が無難です。紙製に比べ強度が弱くすぐ曲がってしまい気持ち良く掻くことが出来ません。百均等で売っている綿棒はプラ軸のものが多いので買う際は材料の記載を確認しましょう。
細めの綿棒(自分の耳穴に対し太すぎないものを選ぶ)
同じ綿棒でも物によってはこれだけ大きさが異なります。
綿棒での耳かきでありがちなのが耳垢を奥に押し込んでしまう行為。
耳穴が小さい人だと通常の綿棒でも耳穴ギリギリになってしまい耳垢を取り除くのが困難になります。
普通の耳穴の方でも綿棒は細めの方が耳垢は掻きだしやすくなるので、一度ベビー綿棒等細いものを購入して使ってみると自分に合った綿棒が分かりやすくなります。
細いほど耳垢は取りやすくなりますがその分奥に入りやすいので注意しましょう。
スパイラル型は取りやすいが刺激は強いので好みに応じて
綿棒の中には耳垢が掻きだしやすい波状(スパイラル状)になっているものが売られています。大きい耳垢については通常のものと大差ありませんが、細かい耳垢がくぼみに引っ掛かり格段に取りやすくなります。そのかわり接地面積が減る分、若干掻き味が強めになりますので敏感な人は注意です。個人的にはスパイラル型のほうが好みだったりはします。
ただスパイラル型は細いものを見かけたことがないので耳穴が細い方は通常の細身の綿棒を使うほうが押し込みも少なく快適に耳かきが出来るかと思います。
掻き方のコツ
持つ位置をまず調整する
特に人の耳を掻くときに重要なのですが、初めに綿棒をどこまで入れても大丈夫かを確認しましょう。確認が出来たらその限界の場所で出来るだけ耳穴の奥の綿棒の軸を持ちます。
こうすることで、痛みを感じる部分にはこれ以降の耳かきでも手がストッパーとなって届かなくなり、安全に掻くことが出来ます。
壁に沿って綿棒を入れない
綿棒を壁に沿って入れるとそのまま耳垢を押し込んでしまう可能性が高いです。
壁になるべく当たらないよう挿入し手前に耳垢を押し出すイメージで耳かきをすることが鉄則です。
回転を上手に使う
綿棒を上手く挿入できたら今度は掻き出しです。
ただしそのまま手前に綿棒を持ってくるというのはあまりオススメできません。
つい耳垢を掻きだそうとして強く壁に綿棒を押し付けてしまい結果痛みの原因になったり、何回も抜き差しする間に結局耳垢を押し込むことに繋がりかねません。
綿棒を挿入したらその場で耳穴内の壁に沿うようにゆっくり指で軸を回してあげると良いです。不意に奥に触ってしまったり、つい力を込めてしまうことがなくなり痛みは格段に減りますし単純に撫でるような感じが心地良いです。頑固な耳垢も何度か回してあげることで徐々に剥がれてきます。
Q&A
綿棒じゃ取れないようなしつこい耳垢がある
綿棒で取れます。耳垢水等を用い、ふやかすことで基本どんな頑固な耳垢も綿棒で取ることが可能です。また最初から濡れている綿棒なんかも売られています。
Youtubeでイアリスの動画を見てみてください、感動します。
更に気持ち良い耳かきのコツなんかも知りたい
耳かきの動かし方は好みなのでなんとも言えませんが、綿棒の先を少しほぐして伸ばすことでより掻き味がマイルドになりこそばゆいような、なんとも言えない気持ち良さを味わうことが出来ます。お試しください。
結局どの綿棒がオススメなのか
最終的に好みの問題です。僕が一番使うのは黒色のスパイラル綿棒です。やはり取れた耳垢がはっきり見えるのは耳かき好きにはたまりません。ちなみに恐らく個人で買えるであろう最細の綿棒はハクジク5号(URL)でその細さは約2.3mmです(ベビー綿棒で2.7mm程)軸も紙軸なのでしっかりしています。さすが医療用。
まとめ
以上コツや方法を纏めてみました。綿棒による耳かきは正しい掻き方をすれば他の耳かきに比べ耳にとって圧倒的に優しく、何度でも掻けるオススメの耳かき道具になります。
本来耳かきの必要自体が無いことは秘密です。
今まで竹やステンレスでガリガリ掻いていた方も優しくそれでいて奥が深い綿棒での耳かきに一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
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