【初心者向け】耳かきを自作する簡単な方法

耳かきの気持ち良さを決める大きなファクターである耳かき道具。しかし同じタイプの耳かきでもその微妙に異なる形によって大きく掻き心地は異なります。

より気持ちいいものを探し続けるときりがありませんが、もし自分で耳かきが作れるとしたら。
自分だけの最高の耳かきが作れると思いませんか!
という訳で挑戦してみました。

ネットで作り方を探す

「耳かきは竹を削る事で出来る。」その程度の知識しかなかったのでまずはネットで調べてみます。

世の中には同じような人が大勢いるようで「耳かき 自作」などで検索すると色々ヒットするものです。色々なページを読んで分かったのは
①竹は煤竹を使用する
②首の部分について曲げの作業が必要
③けずりの作業がとても繊細
以上の3点。
①番ですが「煤竹」とは昔の民家などで使用されて表面の色が煤などによって茶色く変化しているもの。通常の竹に比べ弾力が良く見た目もべっこう色で美しい。

しかしながら煤竹は現代の居住空間の変化などから数が少なくなってきており、入手も難しく値段も高価になってきているとか。

②これが一番厄介。竹で耳かきを作る場合、先端の部分(首)を曲げて作る必要があります。

「曲げ」は耳かきづくりには必須の作業。曲げずに削って作ろうとした場合、加工が困難なうえ繊維の流れに沿っていないため弾力性耐久性が低下してしまいます。
曲げるには「火であぶる方法」や「水に数日漬けてから曲げる」等色々あるようですがどれも一朝一夕にはいかず初心者には正直ハードルが高め。

そして③。削りの作業は簡単そうに見えて実は難しいんです。

一から竹の棒を削って作る場合、歪みや曲がりが非常に発生しやすく、真っ直ぐで綺麗な耳かきを作るのは中々しんどい。。。

以上のことからいきなり初心者が一から耳かきを作るのは困難!

 

という訳で初めての自作耳かきで僕がオススメするのは既製品の改造です。
言葉の通り既に完成した耳かきを更に改造する手法。

既製品を用いることで材料の調達や「曲げ」が不要。既に形が出来ているので、大きな歪みを生むことなく細部のみを変更出来ます。よって自作耳かきの入門にはうってつけの方法なんです。

元となる耳かきは自分が理想とする耳かきにたどり着けるものであれば何でも大丈夫。ただ改良の余地を残すために「匠の技煤竹耳かき極細」など細すぎる耳かきや極端に短すぎる耳かきはお勧めしません。個人的に素材はこれがオススメ。

「匠の技 最高級天然煤竹(すすたけ)耳かき 収納ケース付き」は自作耳かきに最高の素材になりそう

素材となる耳かきを決めたら次は工具です。必要なものは以下の通り。

・竹の削りに使う刃物(カッターやナイフ等)

・紙やすり(いくつか番手の違うものを用意)

以上!あくまで簡単に!ということなので、こちらも身近なもので揃えます。
大まかな削りにはカッターやナイフを使用。もし既に彫刻刀など良い刃物を持っているようであればそちらを使うに越したことはありません。
紙やすりは複数の番手を用意。百均で10cm四方位で色々な番手が入っているモノが購入出来るのでオススメ。

というかカッター含め道具は全て百均で何とかなります。

制作手順①削り

まずは自分がイメージする理想に向かってカッターで耳かき削りだします。

大きく一気に削ろうとするとバランスが崩れたり、手や耳かきの切ってはいけない部分を削ってしまうのでなるべく薄く地道に削ることがきれいな耳かきにするポイントです。

多少のささくれは後の紙やすりで滑らかに出来るので無視しても大丈夫。

 

強めの掻き味を求める場合は耳かきの首を太目に。

繊細に書きたい場合はなるべく首を細く削ると良いです。

細く削るとしなりが生まれます。しなることで力が分散することに加え、しなりを手で感じることが出来るので力を加減することが容易になります。

制作手順②磨き

カッターによる削りがすんだら次は磨き。


120~180くらいの粗い番手でゴシゴシ磨いていきます。
ここで重要なのがさじの部分。さじに厚みがあると耳垢を押し付けてしまい良く取れない耳かきになってしまいます。薄くすることでより良く耳垢が取れる耳かきに。

さじ裏を押し付けるようにやすりでけずりなるべく薄く仕上げましょう。薄くなるほどさじが割れやすくなるのでここは細心の注意が必要です。
さじは耳かきで最重要な部分。僅かでも角があったり滑らかでないと痛みを感じる耳かきになってしまいます。

徐々に番手が大きいやすりを使い、丁寧に仕上げることが必須です。

自作耳かき完成!

実際に作ってみた結果がこちら。

初めは分厚く太めのしっかりした耳かきでしたが…

左は削った自作耳かき、右は匠の技の極細タイプ

こんなに首が細くしなやかな耳かきになりました!

先端を拡大してみると滑らかさ等の違いもみて分かります。

更に注目すべきは側面。

左が自作耳かき、右が匠の技です。

…全然違う!

匠の技も他の耳かきと比べると十分薄いのですが、拡大するとそれでも厚みがあるのが分かります。薄くなった分耳垢を押し付けることなく軽い力で掻き出すことが出来るようになりました。

以上、耳かきの簡単な自作方法と実際に使ってみた結果でした。

製作時間は1~2時間程。かかったお金は工作道具含め1000円未満で出来ました。

あと今回の耳かきづくりで分かったことが一つ。

耳かき作るのってめっちゃ楽しいという事実。

無心で理想の耳かきを目指して竹を削る作業って凄くイイです。気分は職人です。

いずれは煤竹を買って一から作ってみたくなる、そんなデビュー戦でした。皆さんも是非。

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