梵天は耳かき道具界の異端児
耳かきを購入するとたまにたんぽぽの綿毛のような物が付いています。これがいわゆる梵天。
さじのほうで耳垢を取った後の仕上げとして基本的には使うもの。
なんですが…実際に耳垢を取るという実用性の部分で見ると正直な所使いづらいと言えます。
というのも細かく乾いた耳垢ならまだしも湿性耳垢いわゆるアメ耳には効果が薄く、またその形状から耳垢を押し込んでしまうことも。
あくまでも残った耳垢のカスをとるためのものなので、まず綿棒などでしっかり先に掃除をしておく必要があります。
では何故そんな梵天が未だに使われているのでしょうか。それは…
めっちゃ気持ちいいからです(個人の感想)
耳かきが終わり最後に梵天を耳の穴にいれてクルクルしている時の快感といったら。
普通の耳かきでは掻けない深いところを撫でるように羽毛がくすぐっていく。
ちょっとこそばゆいような蕩けるような快感は数ある耳かきでも梵天でしか味わえないものです。
そんな「耳垢を取る」というより「気持ち良さ」に特化した梵天耳かきは耳かきの中でも異端の存在と言えるでしょう。
耳かき界隈で10年以上前から知られている逸品「快太郎」
梵天耳かきの素晴らしさは先ほど前述した通りですが、意外とその種類は多くありません。
素材や形状にこだわった耳かきは様々あるものの、梵天のサイズや形は基本的に一様です。
そんな梵天耳かきに一石を投じ、以前からマニアで知られている耳かきがコレ。
その名も「超快感耳かき棒 快太郎」。
正確に言うと現在は一度絶版になった後、改良を重ねた進化型「超快感耳かき棒 快太郎VersionⅡ」のようです。
中を開けて梵天のカバーを外すとこんな感じ。
見れば分かる良いヤツ!
まず耳かきの方を見てみます。
先端はこんな感じ。とても滑らかで丁寧にヤスリをかけてあることが分かります。
左側、市販の「匠の技」と比べてもその違いは歴然。右の快太郎は目立つ角が殆どありません。
へらの部分は「匠の技極細」より少し大きめ。(左が匠の技、右が快太郎)
その代わりに持ち手の部分が長めで持ちやすくなっています。
掻き心地は?というと…とても柔らかいです。
さじが丁寧に角を取ってあることに加え、竹自体が普通の耳かきより柔らかく、良くしなります。
掻きすぎて折れないように注意が必要です。
次にメインである梵天部分も見てみましょう。
梵天はきめの細かい羽毛で作られています。
梵天自体は普通の耳かきについている物と比べ1~2周り小さめ。
この小ささが後に説明する快感を生み出すわけですが…一旦置いておいて…
特徴的なのはその軸の細さ。見て分かる通り、普通の耳かきに比べとても細く、断面は綺麗な円形です。
普通に耳の浅い部分をゴソゴソするのであれば正直普通の梵天と差はさほどありません。
この梵天が気持ちいいのは梵天の小ささと軸の細さを生かし、
普通の梵天が入れない奥をくすぐる時。
普通だと軸が邪魔で奥まで梵天を入れることが出来ませんが(ある意味安全とも言えますが)
「快太郎」であれば普通踏み入れない、秘境へと歩みを進めることが出来ます。
軸が円形なのでここが限界と言うポイントでクルクルと梵天を回し、
よりこそばゆく、柔らかく悶えるような快感を味わうことが出来ます。
まさに奥まで掻かないと満足できない耳かき中毒のための梵天と言えるでしょう。
まとめ
購入自体はコチラからしました。
代引きや銀行振り込みの他クレジットカード、そして楽天ペイが使えるので楽天カードをお持ちの方はオススメです。
本体価格は税込みで1,575円。送料が80円なので振込手数料などを除けば
1,655円で購入することが出来ます。
梵天を耳かき道具の一つに加えたいのであれば、間違いなく買って損をしない逸品です。
是非試してみてください。
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